今回Kindleで読んだのは、「99.9%は幸せの素人」です。 とっつきやすい表紙に惹かれて手に取りました。
この本で伝えていることは、「正しい努力で幸せになる」ということ。
こうであるはず、正しいはずという思い込みのせいで、損をしてしまうことを減らす。そのためのコツが書かれています。
この本の優れているところは、主体的に考えられること
本書では、お金、人間関係、結婚、ポジティブ思考、行動、仕事などについてが章を追って書かれています。
この本では、以下の2つの点から読者が主体的に考えたり行動を起こす手助けをしてくれます。
- 自分の幸せ偏差値を数値化できる(ポジティブ・ネガティブ・人生満足度)
- 各章に実践コーナーがあり、自分のできることに落とし込みやすい
自分の「幸せ偏差値」ってすっごい気になりますよね^^ ちなみに私は、バランスは悪いけど比較的「幸せさん」でした!
通勤時間にサクッと1日もかからずに読める、ライトな読み心地も良かったです。
投資や仕事に役に立ちそうなアイディア
私は、投資に興味があって今も勉強中です。
そこで「これは今後覚えておきたい!」と思った事をピックアップしました
- 年収800万円まではお金が増えるほど幸せ度もアップする
- 稼ぐ量ではなく、「使い方」が大切
- 手に負えない心配事が起こる確率3%
- 今すぐ行動したいときは「地位に結び付くもの」を目標とする
- 継続的に頑張るためには「地位とは関係のないもの」を得る
- 生きがい=①好き、②得意、③世の中の役に立つ、④収入が得られる
800万円のしあわせの壁
お金はあればあるだけいい、なんて聞きますが、800万円を超えると幸せは感じにくくなるようです。これは、仕事量が増えると責任や労働時間が増えていくため。
たしかに800万円以上も年収があれば、仕事量は「役職なし」さんよりも多いですよね。
それに、税金も重くなるし、国からの助成金がもらいにくかったり「稼いでるのに取られる額が多い」なんて不満が募りそう。
仕事ばっかりで自分や家族に使える時間が減るのは私にとっては幸せとは言えないです。
800万円クラスの年収を目指すよりも、投資をしながら不労所得で収入を増やすほうが好きな人との時間を大切にできて幸せになれそう、と私も感じています。
すぐ動きたい人はステータスを目標にしよう
行動力にはステータス、継続力にはステータス以外を目指すといいと本に書かれています。
例えば私の場合は、こんな風に考えられます。
- 行動力を得るための目標:回らないお寿司を食べたい、素敵なマイホーム購入
- 継続力を得るための目標:凛とした女性になる、家族を大切にする、健康でいる
たとえば目標が「幸せな家庭を築く」だとボンヤリしすぎててよくわからないですよね。
これがもし、「家族で年に1回は旅行に行く」「2階建てのマイホームを購入する」だったらどうでしょう?一気に将来像がパッと思い浮かびませんか?
少し先の目標を目に見える形で作ることが大切だとすごく実感できます。
逆に、長期的に頑張りたいときには、「彼が応援してくれたから」などステータスに関係のない人間関係などが心の支えになってくれます。
天職とは? 「究極の生きがい」の解釈
本書で「生きがい」とは
- 好き
- 得意
- 世の中の役に立つ
- 収入が得られる
以上のすべてを満たすことと書かれています。
これを少し置き換えると、「天職」とは何か?を考えられるのではないかと私は思いました。ですが、上記の4項目すべてに当てはまる仕事ってなかなか無いですよね。。
ということで、「天職」とまではいかなくとも「継続できる良い職」目指して少しマイルドにしてみました。
- 嫌いではない
- 苦手ではない
- 世の中に役立つ
- 収入が得られる
どうでしょうか?私は今の仕事、このすべてに当てはまります。やりたくない仕事も正直ありますが、別にどうしようもなく嫌いではないので続けられます。
一時は「やりがい」を気にしたこともありましたが、「やりがい」重視して体を壊して会社を辞めてしまった人間なので、なんだかんだ継続できる仕事が一番だな、というのが今の結論です。
生活に役立ちそうなアイディア
次に、家族やパートナーと過ごす大切な時間のために良いなと思ったアイディアです。
- 豊かな人間関係を築ける人=幸せ
- パートナーと定期的にMTGを行う(情報や感情を共有する)
- つらい時に人に寄り添うよりも、相手が嬉しい時に一緒に喜ぶほうがいい
- 通勤時間に片道1時間以上かかる=失業と同じくらいのインパクト
- 幸せのコスパを考える
良好な人間関係を得よう
著者は「人に嫌われるより、好かれるほうが良い」といいます。良好な人間関係が年収にも影響を与えているデータも取れているらしいんです。
一時期、「嫌われる勇気」という本が流行りましたよね。かくゆう私も読みました。
好かれるのが大切とはいえ、圧倒的に理解不能な人に対しては「嫌われる勇気」は必要だと個人的に思っています。
価値観の違いや理不尽に沈黙するよりも言葉で主張するほうが良い時も、あると信じています。
私は、自分の大切な人がないがしろにされている時、年上の人に対してでも断固として自分の意見を主張します。(本当はそんなことがないのが一番望ましいところ)
でも、良好な人間関係は誰もが目指すものだと思うので、人にやさしく接する気持ちを忘れずに、穏やか~~な気持ちでいつもいたいです。
通勤時間は片道1時間未満にする
カナダの大学准教授による研究によると、片道1時間以上かかる通勤は、なんと失業と同じくらいのネガティヴインパクトを人に与えるらしいです!
これって、めちゃくちゃ大きくないですか??!失業ってすっごいショックですよね。
かといって、急に通勤時間を変えるのは無理な話。
これから就職したり転職を考えるときには絶対に頭の片隅に置いておこう…と思います。
嬉しい時に共感することを大切に
つらい時より嬉しい時を共感するのが一番いいんだそうです。
パートナーが悲しい時に傍に寄り添うのももちろん大切。逆に、そっとしておいてあげる優しさも大切。
でもこれらよりも大事なのが、「パートナーが嬉しいとき」です。楽しい気持ちって、伝染するんですって。
嬉しい時は相手と一緒に盛り上がっていますか? 興味がないからって、話半分に聞いたりしていませんか?
ハッとしたのは私だけじゃないはず。
私の場合は、主人が予約でガンプラを手に入れた時。
「へ~、良かったね~。」とか軽い返事をしていました。
この本を読んでからは、「え!それってどれくらいすごいん?よかったね!!やったじゃん!」「いつ作るん?」って一緒に喜ぶことを意識してます。
そうしたら、主人もどれだけ嬉しいかを以前よりも私に詳しく語ってくれるようになりました。
主人の話す内容を私がきちんと理解しているかどうかはともかく(笑)、凄く嬉しい気持ちを共感できるようになりました。
そうすると、やっぱり楽しい気持ちが伝染して、私も嬉しくなっちゃいます。
みなさんも、意識して嬉しい時を共感すること、始めてみませんか?
モノよりも経験にお金使うほうが「幸せのコスパ」はいい
モノにお金を使うのは一時の幸せ、経験にお金を使うのはずっと続く幸せ。確かにそうだなと思います。
経験は、「思い出」としてずっとずっと楽しいままですよね。
家族で行った北海道旅行。海外留学。主人とデートで行った場所、一緒に作ったもの。
どれも思い出すだけで楽しい気持ちがよみがえってきます。
また、「思い出」や「経験」とセットのモノも幸せも長続きしますよね!ガラス体験で作った花瓶なんかもいい例だなと思います。
でも、モノ単体は流行が終わってしまったり、古くなったり、壊れてしまったり。いつかは買った当初のワクワクはなくなってしまいます。
私は「食欲」にいつも負けがちなので、倹約して経験にもっとお金を回せるようになりたいです。笑
(お腹すいている時にスーパーやお店を回るとイチコロでやられてしまう、この胃をどうにかしたい。)
さいごに
本の内容とは違うのですが、、この本ですごく変わってるなあと思ったのは、巻末コメントで大学教授が著者の書き方についてすごく褒めたたえてることです。
「自分はそうは書かない、でも感情に訴える書き方ってこういうことか~!」
みたいなことを教授が書いていました。
内容について学問的観点からコメントしてくれるのを想像してたのですが、文体についての感想でした。笑 そうゆうのって、ありなんや!なんて読んでて思っちゃいました。
今日はこのあたりで。
では、また!
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