私の主人は今年、2度目の転職を経験しました。
夫が転職したいと言ったとき、あなたならどうしますか?
ネット上ではネガティブな意見も多く見かけましたが、私は主人の転職の背中を押すという選択をしました。
この記事では、「夫の転職を応援したい」と思っている人向けの記事となります。
夫が転職を決意した時、夫に寄り添える関係を築こう
私の主人は、エンジニアとして働いています。
前職では、休日出勤に早朝出勤、夜勤、と毎日ワークタイムがバラバラの生活を送っていました。
結婚してからは、14連勤(働きすぎ!)なんてことも度々ありました。
そして何より、代休が大変取りにくく、その働き方は私が心配するほどでした。
そんな日々だったので、主人から「辞めたい」と聞いたときは「そりゃそうだ」と思ったのを覚えています。
結婚してから、主人の職場がややブラックであることには気づいていました。
何度も「大丈夫?」と聞いたのですが、毎回主人は「大丈夫」と答えていたので無理に退職を促したりはしませんでした。
でも、主人が「辞めたい」と言ったとき、私はここまで頑張ってくれた主人に感謝するとともに、次はもっと人間らしく働ける職場に転職してほしいと強く思いました。
主人には、「辛いなら辞めよう。今の職場は、私から見ていても少しおかしいと思う。応援するからね」と伝えました。
転職活動って在職中じゃないとダメ?夫をブラック企業から救い出そう
主人は、当初働きながら転職活動を頑張っていました。
でも、なかなか転職できる兆しはなく、数か月がたったころ。
だんだんと疲労の色が濃くなる主人を見て、私は「転職より先に退職してもいいよ」と伝えてはいましたが、家計のために主人は仕事を辞めることがありませんでした。
転職するには平日に面接のため休みを取らないといけなかったのですが、主人の職場は有給休暇や代休をとることが難しく、転職活動は正直に言ってうまくいっているとは思えませんでした。
元気がなくなっていく主人。
ある日私は、主人になるべく早く辞める決断をするよう、時間をかけて伝えることにしました。
本当の本当に辛い時、それが「家族のため」であっても不必要に頑張る必要なんてどこにもないと私は信じています。
頑張りすぎて、主人の体か心(もしくは両方)が壊れてしまうなんてことがあれば最悪です。
しかし、退職を切り出すことさえ難しいという職場環境であることも原因して、主人は結構渋っていました。
これ以上休みが取れないので転職活動もできない。辞めたいけれど、離職を言い出しにくい。
そんな主人の葛藤を、私は一言「絶対に今週中に退職願を伝えて」ときっぱり言いました。
「絶対の絶対に、今週中に言って。今言わないで、じゃあいつ言うん?今ここで、今週中に会社に離職のことを言うって約束して。離職理由は一緒に考えるから。」
そう、かなり強くお願いしました。
あなたの夫が転職活動中に一番必要とすることは何?
人それぞれ、必要とするアドバイスは違うと思います。
でも、ひとつだけ言えるとしたら、夫が「やりたい」「やりたくない」と思い悩んでいることがあれば背中を押して一歩踏み出す勇気を与えてあげること。
それが一番のアドバイスであり、妻が夫にできることだと思います。
私の主人は、私が強めにお願いしたことで、その週のうちに退職願を出すことができました。
離職後、1か月以内には無事ご縁があり、良いところへ転職することができました。
転職って、どれだけ頑張っているか?よりもメンタルのほうが大事な時ってあると思うんです。
頑張っても頑張ってもうまくいかない時。そういう時って「負のオーラ」をまとっていませんか?
面接でどれだけ取り繕っていても、その「負のオーラ」のせいで「なんとなく違うな」と落とされることがあると私は思います。
私の主人は、「うじうじと悩んでいた時、しっかりと後押ししてくれたことが本当に良かった」と、私にありがとうと言ってくれました。
あの時に辞める決断を後押しできたこと、きちんと言えたこと、私も主人も結果良かったと思っています。
夫が妻にされたくない応援の仕方ってある?
背中を押す、と言っても「転職いつできるの?」「転職活動ちゃんとしてる?」と聞くことは違います。
こんな風にもし応援されていたら、絶対に嫌だったと私の主人も言っています。
(もしあなたの夫が何か月も何か月も働く気がないのであれば、絶対に言ったほうがいいですが…)
転職すると決めたのは本人です。転職活動をしないといけないことは本人が一番わかっています。
家でダラっとしているように見えても、決して急かさないように。
家でくらい、二人でまったりしましょう。
しばらくは優しく見守ってあげましょう。
しつこく色んなアドバイスをするのも厳禁です。
夫を信じて、一度は待ってみましょう。
どうしても違うな、と思ったらその時はそっと教えてあげるのがいいと思います。
転職を経て、もっと仲良し夫婦に
転職とは、現状から「より良くなるために」するものですよね。
やりたい仕事に就いたり、お給料アップ、スキルアップ、職場環境改善やワークライフバランスの向上など。
転職をすることで、夫が今よりもっと幸せになるんです。
そんな転機なのに、転職のせいで夫婦仲が悪くなってしまうと悲しいです。
転職をするのは夫なので、妻にできることは殆ど何もありません。
何もできないからこそ、色々と手を出したくなったり、心配してしまいます。
ですが、そんなことは大抵の場合望まれていません。
夫が自分で色々と動いているうちは、夫を信頼して、言葉などではなく、表情や態度などでそっと陰から応援しましょう^^
でも、もしも夫が悩んでいたら。顔色がよくないなと感じたら。
その時は、話をしっかりと聞いて「つらい場所から救い出したり」「新しい方向へ引っ張ったり」してあげましょう。
せっかくの夫婦なんだから。
「同じ方向を向いているからね」って伝えて、夫婦として支えあっていきましょう。
さいごに
主人が転職を切り出した時、私はネットで「夫 転職 応援」で検索をしたのですがあまりいい記事に出合いませんでした。
結局、何が正しいのかわからないまま、私なりに転職活動を陰ながら応援してきました。
今日、主人にその時のことを聞いてみて、自分ではそれほど意識していなかった「退職の後押し」がかなり主人にとっては良いきっかけになったことを知りました。
「夫の転職を応援する」と決めている世の奥さまたちにとって、この記事が何かの気づきになるきっかけになれば幸いです^^
では、また!
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