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FP2級 社会人が最短合格するための効率的な勉強法

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前回に引き続き、デザイン系一般事務のOLが、基礎知識ゼロスタートでFP2級に一発合格した方法をご紹介したいと思います。

今回は、効率のいい勉強方法についてです。

FP2級を取得しようと考えている人、今勉強中の人のお役に立てれば嬉しいです。

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具体的な勉強の流れ

勉強のためにスケジュール管理する女性

今回ご紹介する基礎知識ゼロからの勉強方法は、「日本FP協会」での受験を想定したものとなります。

また、私はユーキャンの教材を利用しましたが、市販のテキストを購入した場合でも勉強する方法はあまり変わらないので、参考にしていただければと思います。

勉強の終わりを作る

まず、一番大切なことは「勉強期間の終わり」を決めることです。

言い換えると、「受ける試験日を決める」ということになります。

必ず、試験は受けること!

ある程度自信がついたら受けよう、って思っているうちは勉強できないです。

終わりの見えないいつかまで、頑張れますか?

私は、無理です。

嫌な学校の授業も、夏休みまでカウントダウンするとより一層頑張れます。

会社も、転職が決まると今まで苦痛だった仕事が気持ち楽になります。

辛くても、今耐えれば楽になれる!という気持ちが励ましてくれます。

終わりがあるから、今だけなんだって頑張れるんです。

だから、自信が今なかったとしても、終わりという名の受験日を決めることを強くおすすめします。

試験範囲の確認と、おおざっぱな内容を理解する

FP2級の教材を手に入れたら、まずは内容を一通り読んでみましょう!

市販で売っている教材だと「みんなが欲しかった! FPの教科書 2級」がおすすめです。

この時たくさんの用語が出てきて「覚えられない!」「ムリムリ…!」となりますが、全てを覚えなくても大丈夫です。

覚えなくていいので、6~7割くらい内容を理解できればOK!

 とりあえず、全部一通り目を通した!ということが第一目標です。

それと並行して、すき間時間に動画を見ましょう

YouTubeでFP2級をターゲットにした動画がたくさんあります。

その中でも、「お金の寺子屋」がいちばんおすすめ!

通勤時間や待ち時間などのちょっとした時間も勉強に充てましょう。チリツモです! 

また、動画で学んだことや、自分が興味あることを調べてテキストにメモするのもいいと思います。

学習内容のメモしている様子
動画内容のメモ

文字ばっかりでよくわからない場合は、自分で図やグラフを書いてみると理解しやすくなります。

わたしのおすすめは、難しい用語を「画像検索」すること!図やグラフで解説しているサイトを見つけやすいです。

過去問で7~8割の正答率を目指す

テキストを一周したら、さっそく過去問(問題集があればそれでも◎)に移りましょう!

過去問は、最低でも過去3回分は用意してください。

日本FP協会のホームページに過去3年分はあるので、こちらの直近3回分の問題PDFを印刷して解くのがおすすめです!

無料サイト「FP2級ドットコム」の過去問道場は1問1答形式で解けるので通勤中にもできます!また、解説もきちんと乗ってますよ♪

まず過去問の解き方を説明します。(具体的な解き方は後述)

  1. 問題を解く(1回目)
  2. 答え合わせをしたら、1問目から復習する
  3. 復習する際、きっちり「理解」する←ここに一番時間をかける
  4. 同じ過去問を1問目から解きなおす(2回目)
  5. 答え合わせをして、間違えた問題だけ復習する
  6. 同じ過去問の間違えたところだけを解きなおす(3回目)
  7. 答え合わせをして、間違えた問題だけ復習する

この方法で、1つの過去問につき連続で3回解きます。

過去問1回分にかかる時間が多く感じますが、時間がかかるのは手順1~4までです。

手順5~7は記憶の新しいうちに解くので比較的短時間で終わると思います。 3回解きなおしたら、次の過去問に移ってください。

過去問の解き方(詳細解説)

はじめて過去問を解くときは、テキストを見ながら解いてOKです! 

問題が全然わからなくても、意味不明でも大丈夫!

1問も解けなくてもまったく気にしないでください。

私も、この時点で全く解けなくて最初すごく絶望を感じたのですが、解けなくて当然と思って良いんです。

FP試験って、問題文がまず難しいですよね。「え、これ日本語?漢文じゃなくて?」って思うくらい、漢字も多いし…。

だから、「問題文を見慣れることが第一の課題!」と思って1回目は解くといいと思います。

一度解き終わったら、答え合わせをして、1問目から最後までしっかり復習しましょう。

私の場合、過去問1回目の復習に2~3日かけていました。 

 解説をしっかり読んで、テキスト片手に、時には動画なども見つつしっかり理解できるようにします。

まったく頭に入っている気がしない用語などについては、小さいノートにメモしていました。

学習内容のまとめノート
覚えてないところだけをまとめたノート

未来の自分に期待して(笑)今は覚えられないけど、いつか覚えよう!といつもこのオリジナルノートを持ち歩いては眺めていました。

眺めるだけでも、毎日毎日見ていると覚えられます◎

毎年、課題の中に激ムズ問題が含まれています。
難しすぎる問題は、遠慮なく捨てましょう。解説も読まなくて大丈夫です。

復習が終わったら、すぐに同じ過去問を最初からまた解きなおしましょう。

次の過去問に早く行きたい!って気持ち、あると思います。でもここはグッと抑えて、1つの過去問を完璧にしてから次の過去問へ移動してください。

2回目の過去問を解き終わったら、間違えた問題だけを復習します。

一度しっかり復習していれば「あ~そうそう!」となるはずです。忘れてたら、このタイミングでもう一度しっかり覚えなおしましょう。

そして、3回目は間違えた問題だけを解きなおし、間違えた問題だけしっかりと復習します。

ここまで終わったら、やっと次の過去問に移ります!

初めての過去問は、だいたいこれくらい時間がかかります。
初回:2~3日かけて復習
2回目:半日かけて復習
3回目:30分で復習完了

次の過去問からは、テキストは開かずに自分の力のみで挑みましょう!

2回目の過去問も正答率が7割に全然届かなくても焦らないでください。

そんな私の2回目の過去問の最初の正答率は、30%くらいです。

赤点でも、気にしない!最終的に7割~8割を超えればいいんです。

過去問ひとつひとつを丁寧に解けば、当日の試験でもきっと解けるようになっています^^

直前になったら、最新の過去問から解きなおす時間があれば尚よしです◎

学科試験と実技試験、それぞれの対策は?

結論から言うと、別々の対策をとる必要はありません。

何故なら、どちらも同じ科目から出題されるうえ、学科試験でも計算が必要だからです。

学科試験と実技試験で異なる点は、学科試験は完全なマークシート方式、実技試験は計算問題が多く、選択肢問題と計算した答えを書く記述問題があることくらいだと思います。

まんべんなく勉強していれば、どちらか一方の対策だけをする必要は無いといえます。

どうしても心配!という場合は、こちらの「みんなが欲しかった! FPの問題集 2級」をするのもいいと思いますが、正直テキストと過去問さえあれば十分合格は狙えます!

計算問題が全く解けない!そんな時も焦らずに

計算問題を解く様子

数字が苦手な人にとって、計算問題って苦痛ですよね。

ですが、FP試験では計算問題は避けては通れない道です。

計算問題が全然解けない時に考えないといけないのは、「問題を理解していないから解けないのか?」それとも「ただ公式を覚えていないだけなのか?」に気づくことです。

「解説を見たらわかるけど、解けない」のは公式がまだ覚えられていない証拠です。

まずは公式を覚えましょう!最初は語呂合わせでもなんでもいいです。

「覚えられないよ~~覚えたくないよ~~」って人。お気持ちすごく分かります。

どうしても覚えられない時は、メモ帳に書いて持ち歩き、何度も見てください。 

覚えるって思わなくてもいいや~、でもとりあえずしょっちゅう眺めとこ!それくらい自分に優しくいましょう。

勉強のやる気なんて出さなくていいくらい、ちっちゃい目標を頑張りましょう!

日々の目標はちっちゃく、ゴールはおっきく!

それでも解けない場合は、問題文に書かれてる用語をきちんと理解できていないのかもしれません。

テキストを読んだり基本に戻ってから、計算問題に再チャレンジしましょう!

計算問題を解くときに、公式を理解しようとするとめっちゃ苦しみます!

公式は暗記しましょう!!

文系脳のわたしは、割り算の計算を理解しようとして3週間を無駄にしました。数学が得意な超優秀な人に聞いたところ「それを証明するって、数学者がやることやから。ノーベル賞並にむずい事理解しようとしてるんちゃう?」と言われました。。

そのことを、小学生の頃に知りたかったー!数学の公式を視覚的に図解できないようになったあたりから私の学力も低下しましたが、、エライ人が考えた公式は、理解ではなく丸暗記!このことに早く気づきたかった!

ということで、FP試験に出てくる公式は、理解より先に丸暗記!をお勧めします。大切なのは、なぜその公式で解けるか?ではなく「その公式を使って答えを導くこと」です。

6つの係数の覚え方(ざっくり!)

6つの係数の覚え方をまとめたイラスト

 毎年、必ず出題されるのが6つの係数の問題です。

覚えるコツは2つ。「し・げん」と、「長い棒は年金」! 

将来の「シ」、現在の「ゲン」

しは、将来の「シ」。げんは、現在の「ゲン」。

シゲシゲシゲ、と覚える人も多いです。

  • 将来を求める係数:終価係数(し)、年金終価係数(し)、資本回収係数(し)
  • 現在を求める係数:現価係数(げ)、年金現価係数(げ)、減債基金係数(げ)

これを覚えるだけでかなり選択肢が絞られます!

あと、原価係数と終価係数は単純なので覚えやすいと思うんです。

原価係数と終価係数は、右肩上がりの点と点をつなぐイメージで、名前が一番短いから真っ先に覚えられるはず。

長い棒は「年金」

最後の難関は、原価係数と終価係数以外の4つがごっちゃになること。 。

  • 年金終価係数(し)
  • 資本回収係数(し)
  • 年金現価係数(げ)
  • 減債基金係数(げ)

そこで、絵をかいてみて長い棒のところを求めるときは「年金」と覚えるとめっちゃ楽になります!

上にイメージ図を描いてみたので参考にしてみてください!

長い棒のところ以外(階段部分)を求めるときは、「それ以外(減債基金係数か資本回収係数)」くらいの記憶で問題ないです。

あとは「し・げん」で判断がつくので楽です。問題文に係数の名称は大抵載っているので、係数の名前をすべて覚える必要はありません。

私はかなり直前まで特に「減債基金係数」と「資本回収係数」の名前はうろ覚えでした…。それでも100%解けます。

最適な教材を選ぶ<ユーキャン>

 

私は、FP2級の資格を取るにあたり、AFP認定研修を受けたかったのでユーキャンを利用しました。

講師陣への質問と豊富な問題集がユーキャンの最大のメリットです。

ユーキャンの講座を受ける人は、ぜひとも質問バンバンしましょう!問題集は使い倒しましょう!

過去問については、重要順に星がついているので、★1つの問題は思い切って捨てる潔さも大切です。

ユーキャンで勉強するメリットについては前回の記事にも記載しているので合わせてお読みください。

まとめ

  • 勉強のはじめ方
  • 過去問の解き方
  • 計算問題と6つの係数の対策

について、今回は書きました。

次の記事>>FP2級に合格する!試験当日の過ごし方と集中力の維持方法

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