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お金って何だろう?マンガで学ぶ「誰も教えてくれないお金の話」

お金のこと
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婚約して早々、私は「家計簿のつけ方」や「税金などのお金の勉強」を始めました。主人に「お金のことは任せた!」とぽーんと責任を放り投げられたからです。

十数冊読んだうちから、おすすめな本を紹介したいと思います。今回は、「誰も教えてくれないお金の話」です!



家庭のある人、起業している(したい)人の悩みを解消してくれる本

この本「誰も教えてくれないお金の話」は、手に取ると266ページもあってなかなか分厚い。

にもかかわらず、読みやすいのは最初から最後までマンガで描かれていること。そして、図やイラストがとっても多いからです。

Amazonでも高評価のこの本、私は書店で手に取りその重厚感に「うっ」となったので、軽さ優先でKindleで購入しました。

主人公は自営業。それでもこの本がおすすめな理由

この本の著者は、家計管理を任された漫画家の女性と、その旦那さん。

旦那さんは、脱サラしてカフェを始めたばかり。二人の間に子供はいない。

そんな夫婦が主人公です。

ここまで聞いて、「え、ウチは一般的なサラリーマンとOLやねん…境遇が違うなぁ」と一歩下がった人!帰ってきてー!

この本、めちゃくちゃ初歩から丁寧に教えてくれるの!しかも、主人公が私たちの疑問を代弁する形で「なんで?」「それってどういうこと?」ってたくさん質問してくれます。

その質問がとても共感できるし、一緒になって「なるほど~」って学んでいけます。

それに、主人公の性格って色んな人に当てはまると思います。

例えば、主人公は今までお金周りのことを自分で調べたりすることもなく、住宅購入時も人任せ。高い家に住んでしまって毎月のローン返済に苦しんでるけど「不動産の人はすごく親身に頑張ってくれた」なんて感情で動いてしまうタイプ。

家なんて高い買い物なのに!なんてツッコミたくなるけど、自分はどうでしょう?私も少なからず「店員さんがよかったから」という理由でモノを買ったりすることありました。

最後には、主人公と一緒になって成長した!レベルアップできた!って実感できる。本の厚み分の知識、しっかり詰まっているお金の本です。

家計管理レベル、どの程度の人向け?

ある日、家計管理を任されたはずの著者が「気づいたら預金が2万円…ヤバイ!!」と焦るところから話は始まります。

そんな著者が主人公なので、この本のターゲットはこんな方。

  • 家計簿の必要性がわからない
  • 家計簿をまったくつけていない、途中でやめた
  • いつの間にかお金が無くなってる
  • 社会保険って…何?
  • 民間の保険、よくわかんないから保険会社の言う通り入れば安心だよね?
  • 今後、マイホーム購入を考えてる
  • 老後のことなんて想像もつかない

このように、家計管理を今までしたことがない人や、やるつもりはあるけど何から始めればいいのかわからない人。そんな人向けの本になっています。

本の内容は「現状把握」から「今後のお金の付き合い方」まで

お金は貨幣としてそこに存在するものです。

ですが、自分で「見よう」と思わないと、いつの間にか減ったり、無くなったり。はたまた、お金のせいで「嫌な目に」あったり「裏切られた」りしてしまいます。

本当は、お金が勝手に消えたりするわけもないし、お金が人をどうこうするわけがありません。でも、そんな風に思ってしまうのはきちんと管理ができていないからです。

この本で学べることを大まかに言うと以下ようになります。

  • 家計簿をつける意味を知り、家計簿をつける
  • 正しく節約して、貯蓄する
  • 住宅購入の考え方
  • 公的保険の基礎知識
  • 民間保険(生命保険)で本当に必要な額の考え方
  • 子供にかかるお金と支援制度
  • 年金と老後資金

それぞれ、ストーリー+各章のまとめ(イラスト&表)という構成となっています。

また、主人公が個人事業を営んでいることから第2章では

  • バランスシート(B/S)
  • 相場の考え方(売上げと利益)
  • 会社員と自営業の違い

などにも触れています。(会社の経理的な考え方なので知っていて損は無い情報ですが、ザックリ読みたいという人は読み飛ばしても問題はない章になります。)

【保険】保険金は誰のため?保険金額は人の価値ではない

上でも触れたとおり、この本では「民間保険(生命保険)で本当に必要な額の考え方」について細かく説明がされています。私は、この章が一番ハッとさせられました。

なぜなら、「保険金額=その人の価値」ではないという当たり前のことが私にはわかっていなかったからです。

ドラマでは、遺産・保険金にわらわらと集まる親族が描かれることが多いですよね。その影響で、故人の遺産や稼ぐ額があたかもその人の価値であるかのように植え付けられてしまっていました。

だから、保険会社から「ご主人様がお亡くなりになったとき、この場合は〇〇万円のお金が下りることになります」なんて聞くと、どうしようもない心苦しさや憤りに近い物を感じていました。

私の大切な人は、こんな、お金で計ったりできない!って。

でも、それは違うんだ、とこの本を読んだことでやっと気づきました。

保険金額とは、残された家族がその時を生きるために必要な金額はいくらか?ということから算出されるものであり、命の価値とは全く関係のないものなんです。

普通に考えれば、そうですよね。

お金で人の価値なんて計ることはできません。でも、漫画の中の主人公と同じく、私もそれに今まで気づかなかったんです。

保険って亡くなった人のためにあるんじゃなくて、残された人のためにあるものだったんです。

これを私は、「もしも自分に何かがあったときに、大切な人たちがその後お金のことでなるべく苦労しないようにするための(できればあるほうが良い)気遣い」と理解しました。

保険金が多いのが必ずしも良いのではなく、最低限いくら必要なのか?を考えることが大事だと気づけました。

【住宅】「ローンして家を買う」のは正解?間違い?

世間には、「自分の家を買うのに住宅ローンを組むなんてバカ」「不動産を資産としてだけ考えて、投資して運用して自分は賃貸に住む」… という考え方の本が少なくないようです。

実際、私もこれに近い考え方の本を数冊目にしました。

本書に出てくる主人公の友人は、そんなマイナス意見を知ったうえで「家を絶対に欲しい」と断言します。

「家族の喜ぶ顔のために家を買うんだ!頑張っているんだ!」と。

この友人は、家をモノとしての価値ではなく「幸せになるための一つの方法として考えているんでしょうね。

確かに、お金を貯めることばっかりに意識を使ってしまい、お金を使って得る「喜び」を失うのは本末転倒です。。

私はこの友人の「家族の喜ぶ顔のため」って気持ち、とても素敵なものだと思いました。

とはいっても、家は高価な買い物。ローン地獄なんて言葉があるように、ローンに苦しんで幸せを逃してしまうのだけは避けたいです。

返済シミュレーションをきちんと立てて購入に踏み切りたいと思いました。

さいごに

保険とマイホーム購入について詳しく書きましたが、他にも色々と充実した内容の本になっています。

私は結婚前にこの本に出合えてよかったなと思っているので、特に新婚さんに是非読んでほしい一冊です。

また、これからライフプランの転換期(住宅購入や家族が増えるなど)を迎える人にとっても基礎の復習としてよい本だと思います^^

では、また!

コメント

  1. くるみ より:

    こんにちは!
    投資の話、私も大好きです!
    それこそ、最近家は当分いらないと夫婦で決断したことですごく楽になりましたよ~。
    お金について考える事って本当に大切ですよね!

    • lucialucia より:

      くるみさん、こんにちは!
      くるみさん宅は、家はまだ買わない決断をされたんですね。私たちはペットもいることもあって広いところに住み替えたいなぁと話しているもののなかなか前に進んでいません。。

      お金についてってなかなか話辛い分野ですが、勉強して損は絶対ないですよね!今後も継続して興味ある分野からちょこちょこ勉強しようと思っています^^

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