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「メタバース」今から知っておくべきテクノロジー

The Metaverseえとせとら
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メタバースって聞いたことありますか?

最近、facebook社が社名を2021年11月に「Meta」に変えたことでメタバース(Metaverse)という言葉が話題に上がったので、聞いたことのある人も多いと思います。

私もそのタイミングで言葉は知ったのですが、一般人が理解するには少し難しいですよね。でも、これからの世界を生きるにはメタバースって超重要になると私は思っています。

メタバースとは一言で言うと「3D仮想空間」という言葉で置き換えられます。じゃあ、仮想空間ってなに?どんなことができるの?どう私たちに影響するのか?それを書いていきたいと思います。

こちらの記事は、「What Is the Metaverse: Where We Are and Where We’re Headed」というBrooks Canavesi sanが書いている記事とYouTube等からの情報をもとに書いています。

仮想空間「メタバース」はもう一人の自分が住む場所

Virtual reality

メタバースって感覚的にに言うと、人が交流するデジタル世界のことです。

その世界は、デジタル上に作られる共有の空間

共有のデジタル空間って言うと、ゲームみたいなのを想像する人もいるかと思いますが、ゲームって基本的にはセーブしたところから続きを始めますよね?ということは、ゲームをしてない間は世界の時は止まっています。

でも、メタバースの仮想空間はあなたがいない間も、時間は流れていきます。

リアルじゃないインターネット上の世界で、ユーザーはアバターという自分の分身を使って行動します。

その仮想空間内では、現実と同じようにお店に行ってお買い物をしたり、他の人と交流することができます。もちろん、ゲームのように冒険することだって可能です。

現実世界の自分と、仮想空間の自分(アバター)。2つの自分を持つことができるというのが、メタバースがもたらす次世代です。

それと、仮想「現実」でもあるので、VRゴーグルやイヤホンなどを使ってあたかも自分が「触っている」「目の前でそれを見て聞いている」ように感じることも可能です。

今の技術ってすごくて、超音波を使って何もない空間なのにまるで「触っている」かのように感覚を与えることだって可能なんですよ!本当驚きです。

今はまだ発展途上ですが、今後テクノロジーが進んでいくと現実世界でできていることとほとんど同じことが仮想空間でもできるようになっていくはず。

メタバース、何がスゴイ?

メタバースは、永遠に尽きることのない無限の空間です。

地球には限りある資源があるけれど、メタバース上での世界は終わりがなくどこまでも世界を続けることができるんです。

無限の土地、無限の建物、無限のモノ、無限のアバター…。デジタル空間であれば、永遠に資源は無くならずに生み出し続けることができるんです。(電気は必要になりますが。笑)

散る桜に美しさをみる日本人としては、「終わりがない」ってなんだか寂しくも怖くもある。。

無限だからと言って、それが無料ではないってところがメタバースが今世界で盛り上がっている要因の一つです。

そう、ビジネスが成り立たないと世界は動きません!笑

メタバース上にも、お金は存在します。

仮想空間のショップで手に取った商品が気に入ったとします。そしたら、仮想空間の中でお支払い(仮想通貨)をして現実世界で商品が届くなんてことがすでに今起こっています。

今は小さい空間でしか体感できませんが、たくさんの人が訪れることができる巨大ショッピングモールなんかもできちゃう可能性は十分にあります。

しかもそれだけじゃなくって、自分の分身であるアバターに着せるデジタルのお洋服やバッグなどを「購入」そして「転売」することもできます。

たとえば、ブランドショップGUCCIは、2021年にゲーム用の「バーチャルバッグ」を約38万円で販売しています。この話がすごいのは、実際の購入額は販売額よりも高い約45万円で買われていること!!

この時はあるゲーム上の1商品として販売されていましたが、今後メタバースにGUCCIも進出することを公言しています。

次はいくらで売れるのかがとても気になります。

仮想空間にある職場で働く未来

work in the Metaverse

モノを買うということは、お金を得る必要があります。

そう、メタバース上で「働く」ということが実現するんです!

仮想空間で働く、だなんて聞いただけだと全然現実味無いですよね。

でも、想像してみてください。。

あなたが仮想空間のショップにお買い物に行きます。そこであなたの接客をしてくれる人は、AIもいるかもしれませんが、色んな顧客のニーズに応えるためにも、デジタル空間で働くバーチャルスタッフさんがいるはずです。

働く場所、そして遊ぶ場所をバーチャルとリアルの両方から自分で選ぶことができる未来がいつかきそうですね!

リモートワーク、テレワーク…からの、バーチャルワーク!

できれば通勤しなくていい働き方に私もシフトしたいです~

メタバースって今どこまで進んでる?

メタバースという言葉って、最近ぱっと出てきたように思いますが実は1992年出版の「スノウ・クラッシュ」というSF小説にでてくる言葉なんです。

そんなに昔からあったアイディアだなんてびっくり!

ゴーグルとイヤホンを付けてバーチャル空間を体感できて、しかもその世界で自由に建物とか公園を作れる…。まるで未来を見てきたみたいな小説です。

人が想像できるものはすべて実現可能なんじゃないかな、と思ってしまいます。(例えばドラえもんのひみつ道具とか、実現するのも夢じゃないかも?!)

そんなメタバース、今どこまで実用可能になっているのかというと…

バーチャルマーケット

2021年冬に期間限定のメタバース空間バーチャルマーケットが開催されていました!3Dアバターや3Dアイテムをを試着したり購入することができる祭典です。

大丸松坂屋、BEAMSなどの企業が約70社、そして1,000以上のサークルが参加していたんです。バーチャルグッズの販売、バーチャル接客にバーチャル宴会…。そこまで進んでたんか~!と驚きです。

The Sandbox

また、近々「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」というオープンワールドのゲームもリリースされるようです。こちらは見た目はマインクラフトみたいですが、マイクラのように閉じられた世界ではなく、一つの世界をユーザー同士が共有して遊ぶ空間です。

仮想通貨「サンド」のある世界なので、ユーザー同士で売ったり買ったりが可能になります。また、このゲーム内で土地を所有している人は現実世界の地主と同じようにその土地でするイベントから仮想通貨を徴収することができたりと、かなり現実味のある設定です。。

オキュラス クエスト 2

その他、VRヘッドセット「Oculus Quest 2なんかもあります。このVRヘッドセットは、Meta社(旧Facebook社)が開発したもの。

本当にその場にいるかのようなバーチャル空間を体験できるのだそう。私は、「VR Zone Osaka」で何度かVR体験をしたことがあるのですが、それが家でできるってことですよね!!めっちゃワクワクします。

このヘッドセットで何ができるのかというと、VRゲームはもちろん、VRライブ配信などの映像コンテンツ、ボクシングなどのエクササイズ、友人との会話も楽しめます。

VRchat」では、VR空間内にアバターで入って他のユーザーとお話ができます。「Horizon Workrooms」では、VR空間内で自分のPC画面を共有したりホワイトボードを使いながら会議をすることができます。

これ全部、仮想空間内の話です!すっごいですよね。。。

10年内にメタバースが日常に?

そんなOculus Quest 2を開発したMeta社(旧Facebook社)のマーク・ザッカーバーグ氏は、「10年以内、もしくはもっと早くに現在のプロトタイプ(試作品)から完全なメタバースを使う未来が訪れる」と言っています。

iPhoneで有名なApple社も、2022年中にAR/VRヘッドセットをリリースする噂が出てきているようです。

言葉が出てきたばかりだと思っていたのに、意外とテクノロジーの進みが早いですよね。自分の中でこの未来についていく準備ができているのか全く分かりません。

インターネットが初めて普及すると分かったとき、昔の人はどんな気持ちでそれを待ち受けたのか、ふとそんなことを妄想してしまいます。

スマホもSNSも、いつのまにか私たちの日常の当たり前になってしまいました。きっと、こんな風に自然と自然と溶け込んでいき、気づいたときには完全に置き換わっているのでしょうね。。

私が考える、メタバースの価値

VR technology

仮想空間が本当にリアルと区別がつかないほどの精巧さをもってしまったら、人間はどうなってしまうんだろう?現実世界を大切に生きられるのだろうか?

そう不安に考えてしまう私がいる一方で、メタバースの将来的価値は本当に高いと思っています。

それは、ビジネスの拡大とかテクノロジーの推進とかそんな理由ではありません。

リアルで何らかの形で苦しんでいる人が自由に自己表現することのできる場になるんじゃないかな、と考えています。

たとえば、リアルでは自由に体を動かせない人が、仮想空間であれば自分の好きなアバターで好きなように過ごすことが可能になるんじゃないでしょうか?

理由があって、対面では人とコミュニケーションが取りづらい人や、リアルで少し不自由しているような人にとってメタバースという空間はその人が求めている「なりたい自分」を表現することができる新しいプラットフォームになると期待しています。

そんなことをふわっと考えながら、いつまでもテクノロジーについていける人でありたいと思っています。

おばあちゃんになっても、最新テクノロジーをばりばり使っていたいです。

今回は、今話題のメタバースについてでした。仮想空間で使うお金やシステムの話題も熱いので、近々記事にまとめられたらいいなと考えています。

では、また!

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